脳出血の思い出⑬
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退院してからの事②
私はリハビリ通院は必要ないとのことで
左が不自由なまま出された。
日常生活はのんびりできるので問題はなかったけど。。
動かせるし痛くないけど、ゆっくりならできる状態。
だけど今まで習っていた習い事は復帰できるのだろうか？
医師からは
「今まで行っていた運動は全部続けていいですよ」
と言われていました。
何をやっても左が弱く
力も入らなければ、バランスがとれない。
腕も力がない。
運転
退院時の説明
退院は主人の車で帰り、長男はぶつけたママ、病院の駐車場に2週間
放置してた私の普通車を運転してきてくれました。
美人医師からの家族交えての「退院時の説明」の際に
薬をもらい
次の診察は2週間後と聞き
「先生、運転できるようになりますか？」と私は質問しました。
「うーん、危ないからやめて欲しいな」
「えーっ生活できなくなっちゃう、困ります」
「運転できるできないは、平針（運転免許試験場）で決めることだから
病院ではどうすることもできないです」
まぁ、不自由な体で運転したくないし
ぶつけた恐怖で運転怖くて
まぁ「一生、運転しなくて済むならそれでもええわ」って思っていました。
夜、家族揃って嬉しかった。
しっかり言っておいたので部屋も冷蔵庫も
さほど散らかってはいなかったです。
久々、料理しました。長女と立って喋っていたら
話に夢中になり
左手に持った器を落としてしまいました。
退院翌日
次の日ちゃんと起きれました。
久々、夕べお酒飲んでぐっすり寝たのだけど
体がたいへん重だるい。
節々が痛い。
入院中は気にならなかった「疲れ」が襲ってきました。
でも今日はスイミングスクールがあるのです。
お尻を叩いて
自転車で行きました。
ふらつきまくりました。
重いバッグを片方に掛けていたせいか
バランスを崩し歩道の植栽に突っ込んでしまいました。
もう無理。自転車をその位置に停め歩いて行きました。
帰りは無事ゆっくり乗って帰れました。
なんとか発症後2週間で自転車は乗れました。
原付き
しかしバレエとパーソナルジムは自転車では遠い。。
車もこわい。。
8月の1週目には原付きを試しました。
なんとか乗れました。
漕がなくていいし楽。足もすぐ着くし。
意外とすんなり乗れたので原付きが足替わりになりました。
でもパーソナルジムのオーナートレーナーには
「危ないよー、原付きなんて。車のほうが安全」
と言われましたが運転する自信なかったです。
まだ左の感覚がおかしいのです。
このままならまたぶつけるでしょう。。
自動車
退院後、ずいぶん左の感覚が戻った頃
発症後2ヶ月位と思います。
（その間は週に1回鍼治療受けてました。
おかげで早く良くなったと思います）
疲れも降圧剤も慣れてきて体調もよく
再発もなさそうなので
運転してみようかな〜〜
ってムラムラ思いました。
長男に頼んで日曜日の昼間
隣に乗ってもらい
左折左折左折で
家の周りをゆっくりぐるぐるまわり
「距離感いいでしょ？」
「危なくないよね？」
とお伺いを立てながら20分ほど練習しました。
その後は
距離を伸ばし
3ヶ月目診察の際は自動車で医大へ。
美人先生には
「あれ（いつも運転してきてくれる）息子さんは？」
「一人できました」
「どうやって？」
「車です」
「………あんまり運転してほしくないな〜〜〜」
って言われました。
「まっ、かなり麻痺が残ると思ったけどよかったですね」
「ありがとうございます、先生のおかげです」
お辞儀をして診察室を出ました。
250CC
再発せず暑かった夏が過ぎ
バレエ、水泳、トレーニング、エアロビを頑張る秋が来て（絶対休むもんか）
冬が来て年が変わりました。
12月からは医大から町医者へ転院させられました。
この頃は鍼治療行っていません（保険適応ですが高いので）
もう通常の暮らしに近くなりました。
左手足の中にしびれるところがあります。
冷たく感じることもあります。
痛みはないです。力は右に比べ80％、バランスは60％くらいですが
年明けには誰も「脳卒中した人」には見えないと言われてました。
いよいよ春が来るんだなぁ。。。
では乗ってみっか。バイクに。。。
1月絵画展準備2月長男とNY旅行3月確定申告バタバタ忙しい。
4月ようやく時間もでき250ccスクーターだけど練習してみました。
で行ってきました。モネの池（岐阜県板取村・根神神社）
一緒のおぢさんたちに「遅い遅い」
って言われて泣けたけど、どうにか復帰できました！！
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